【発達障害の次男と年子の妹】 成長のスピードが違うだけ

我が家の次男には軽度の発達障害があります。
その次男の1つ下に、2歳の妹がいます。
この妹、きっと兄妹の中でも1番成長速度が早い。
腰が座るのも、歩き始めも、言葉も全部早かった。
今ではおしゃべりも達者で、お調子者。
だけど、そんな妹が「お兄ちゃんのお世話をしよう」とする姿には、毎日びっくりです。
…まあ、結局はうまくいかなくて泣き出すんですが(笑)
その泣き声に、次男が「うるさーい!」と一喝。
この2人、なんだかんだで
絶妙なバランスで“兄妹やってるやん”
って思わず笑ってしまいます。
喜べなかった妹の成長
でも実は、去年までは素直に次女の成長を喜べませんでした。
どうしても、次男と比べてしまって。
妹が初めておしゃべりをしだした頃、私は心がざわついて仕方がなかったんです。
あまりにもしんどくて、妹が話しかけてくるたびに、私がマシンガントークで話をそらして…
「なんてことしてたんだろう」って今では本当に反省しています。
だって、妹はどんどんお兄ちゃんを追い越していく。
実際、次男の精神年齢は1年半ほど遅れていて、実年齢では1歳差でも発達段階では同じくらい。
…のはずが、それでも妹のほうができることが多い。
前に通っていた保育園でもそれを感じてしまいます。
迎えに行くと、次男の担任からは「今日はちょっと落ち着かなくて…」と報告される。
一方、隣の部屋にいる次女の先生からは「上手だね〜」「さすが!」と褒められる。
嬉しい言葉のはずなのに、どうしても素直に喜べなかった。
喜べない母親って、なんなの?
そんな自分を客観的に見て、「喜べない私ってなんなの?」って思ってました。
わかってるのに、心が追いつかない。
耳を塞ぎたくなる自分がいました。
でも、そんな私の気持ちを一変させてくれた出来事があったんです。
小さな手のぬくもりで気づけたこと
ある日、散歩中に次女が溝の近くを歩いていて、私は何気なく言いました。
「危ないから、お兄ちゃんと手を繋いで!」
まぁ、無理だろうな…と思っていたその時。
次男が、スッと妹の手を取って、
ずっと手を繋いで歩いてくれたんです。
その後ろ姿を見ながら、私は言葉が出ませんでした。
ああ、この子はちゃんと“お兄ちゃん”なんだ。
私、何を見てたんだろう。
“発達障害”という言葉が、私の目を曇らせてた。
周りからどう見られるかばかりを気にして、
この子自身の成長をちゃんと見ようとしてなかった。
そんな自分に、心の底から反省しました。
次女にも、ごめんねとありがとうを
そして次女にも、申し訳なさでいっぱいになりました。
この子はこの子で、ただ私に見てほしくて、話しかけてくれていたのに。
手のかかる兄に気を取られ、いつの間にか2歳の子に“空気を読むこと”を覚えさせてしまった。
もっとわがまま言ってもよかったのに。
散歩をしながら、私は気づきました。
思い詰めてたのは、私だけだった。
そして、その空気感を、家族全体にまき散らしてたんだと。
あぁ〜やーめた!
気づいたら、ぽろっと言ってました。

あぁ〜やーめた!!!
比べるの、やめよう。
4人の子どもたちそれぞれが、毎日いろんな表情や成長を見せてくれてるのに、
私、こんなにもったいないことしてたんだなって。
子どもって、親が思ってるよりずっと、可能性に満ちあふれてる。
それに気づけた、何よりの出来事でした。
今も比べれば、妹の方ができる。
正直、今もまだ次女の方ができることは多いです。
でも、ふとした瞬間に「お兄ちゃんやな〜」って思える次男の姿がある。
次女が、大好きなお兄ちゃんのあとをトコトコついていく姿もある。
成長のスピードは兄弟で違う。
だけど、それで親が不安になる必要なんて何もない。
その時間があるなら、今この瞬間を一緒に笑って、一緒に見守ってあげたい。
私は、自分の愚かさから、それを学ぶことができました。
大丈夫。
ちゃんと見てあげれば、それでいい。
見守りましょう🎵