すぐ手が出る軽度発達障害の息子との戦いと私なりの攻略法

妹とのバトル・癇癪・成長を見守る日々
うちの次男(3歳)は、軽度発達障害と診断され、今年の4月から療育に通い始めました。
この数ヶ月で、確かに成長を感じる場面も増えました。
でも、まだまだ戦いの真っ只中です。
手が出る毎日。特に妹に…
頻度は減ったとはいえ、
妹を叩く、蹴る、押す、髪を引っ張る…
そんな日常が我が家にはあります。
なぜか。
それは、「言葉で伝えられないから」
おもちゃを「貸して」が言えない。
お友達や妹が遊んでいたおもちゃを、当たり前のように取ってしまう。

これ、ふうちゃんの!
言葉が出てきたのは嬉しい。
でもその言葉が、
**“奪うための武器”**
になってしまうのでは困ってしまいます。
逆に、自分が使っていたおもちゃを少しでも触られると、
怒って突き飛ばしたり、叩いたり…。
「やめて!」が出てこないから、手が出る。
本当に、「言葉の壁」と戦っているんだなと実感します。
パニックモード突入!部屋が戦場に…
上手くいかないことがあると、癇癪が爆発。
物を投げる。散らかす。叫ぶ。
もう何を言っているのか分からないレベルの混乱。
この状態になると、話し合いも通じません。
ただただ、彼の中の「嫌だ!」という気持ちが溢れている。
そんな時、私はもうBGMだと思うようにしています(笑)
暴れたいんだな〜、わかるわ〜。私だって暴れたい時あるもんね!って。
もちろん危険のない範囲で、しばらく見守ります。
次女の“告げ口”問題
もう一つ、最近気になっているのが次女(2歳)の行動。

お兄ちゃんがー!怒ってー!
実際には何もしていないのに、お兄ちゃんのせいにする場面がチラホラ…。
次男が怒るのも、無理はない。
「違う!」と叫びながら、叩いたり髪を引っ張ったり。
これも結局、言葉で自分を守れない悔しさなんですよね。
なので私はその都度、二人を引き離します。
次女には「人のせいにしないこと」
次男には「叩かなくても伝わるよ」と、全肯定で寄り添います。
それでも次女は折れません(笑)
ずーっと文句を言い続けます。
またそれで次男が怒る。無限ループ。
でも最近、次男が「違う!」「やめて!」と少しずつ言葉で伝えられるようになってきました。
成長だなぁと、しみじみ感じます。
お友達には手が出ない…!?
不思議なのは、幼稚園ではほとんど手が出ないということ。
「妹にだけ特別に甘えてるのかも」と思う反面、
やっぱり
家庭でこそ本音が出るんだな
と感じます。
次男なりに、外では頑張っているんですね。
発達障害育児で私が意識していること
最近は、私自身もこうしています。
- 嫌な時は、ちゃんと「やめて」と言う
- わかりやすく、簡単な言葉で伝える
- 怒らない、大きなリアクションをしない
特に「反応しない」は大事。
大声で怒ると、「おもしろい!」と思ってしまう場合もあるので…。
そしてこれは、我が家の最大の課題でもあります。
主人の大声問題
夫は、つい大声で怒ってしまうタイプ。
確かに動物園のような我が家では、声を張らないと伝わらない…というのもわかります。
でも、次男には逆効果。
大声は癇癪を助長するだけで、親も疲れる。
私としては、なんとかやめてほしい…。
何度も伝えてるけど、なかなか改善されません。
それでも、癇癪は減ってきた
家では相変わらず、暴れたり、泣いたりの日々。
でもその後、次男はケロッとして、散らかした部屋で本を読み始める。
そして、次女が当然のように隣に座って、一緒に読む。
一方的な次女の“お兄ちゃん愛”で幕引き(笑)
私ができるのは、そのあとちゃんと話をすること。
何が嫌だったのか、どうすればよかったのか。
言葉で感情をコントロールする力を、今育てている最中
なんだと思います。
未来はここから始まる
まだまだ戦いは続きます。
でも、癇癪の頻度は確実に減っています。
本人もきっと、疲れるんですよね。
最近では、「言葉で伝えよう」と頑張る姿も見られるようになりました。
だから私はこう決めました。
ドーンと構えて、かかってこい!✨
全身全霊で受け止めてやる!
こんな毎日の中でも、少しずつ前進している。
それだけで、今は十分。