発達障害の弟を理解しようとしてくれる姉の話

我が家の第1子、長女は小学4年生。
学校では学級委員長タイプのしっかり者。
でも家では、オラオラ系のギャル🕶️💄
口癖は「ダルい」「ウザい」「キモい」←すぐ言う。
愛読書はギャル雑誌「egg」🤟🏾✨
完全に“今どき女子”な彼女ですが…
彼女の中には、実はすごく温かくて、優しくて、
ちゃんと物事を見て考えられる一面があるんです。
次男の発達障害が分かったとき。
ちっちゃいものクラブの皆さん(=年子の弟妹たち)とは6〜7歳の差がある長女。
そんな彼女が、次男の“ちょっと違う”ところに気づき始めたのは、
私たちがその現実と向き合い始めたときでした。
次男に発達障害があると診断されたとき、私は不安でいっぱいになりました。
正直、気持ちがグラグラで、心の余裕なんてまったくなかった。
そんな私の様子を見ていた長女は、ある日突然、

「発達障害の本、3冊買ってほしい」
って言ってきたんです。
本屋で、子どもの接し方や、特性のことが書いてある本を自分で選んで。
びっくりしたし、同時にとても嬉しかった。
知ろうとしてくれることが、こんなに心強いなんて。
でも…
私が何か言ったわけでもないのに、
そう思わせてしまったことが、申し訳なくて。
「私がちゃんとできていれば…」って反省もしました。
私自身が余裕がなかった頃
あの頃の私は、とにかく必死でした。
次男の対応に追われて、泣いて、怒って、落ち込んで。
長女がそばにいても、お構いなしでした。
そんな時期に、長女が次男に対して、

「ふうちゃん(次男)っておかしいよね。変な子」
っと言ってきたことがあります。
私はカチンときて、

「なんでそんなこと言うの!?」
「家族からそんなこと聞きたくなかった!」
って怒鳴ってしまいました。
でも長女はこう言ったんです。

「だって、おかしいやん! 」
「みんなと同じこと出来んやん! 」
「話聞かんやん!」
…そりゃ、そうなんですよね。
まだ小4の彼女にとって、それが“普通じゃない”って思うのも当たり前。
私でさえ受け入れられていなかったのに。
今思い出しても、あの時の私はいっぱいいっぱいだった。
家族の中にまで「違う」と言われてしまうようで、苦しくてたまらなかったんです。
でも、そこから変わっていった。
それからの長女は、次男のことをもっと知ろうとしてくれました。
分からないことは私に聞いてきてくれて、少しずつ関わり方も変わってきたんです。
ある日、ご飯中に次男が突然席を立ってしまって、
私が「なんで座って食べないの!? 座りなさい!」と叱っていたら、
長女が一言。

「ふうちゃん(次男)もやりたくないんよね〜」
「お姉ちゃんだって、学校行きたくないもん!」
「宿題もやりたくないもん!」
「今学校で“めんどくせぇ”って言葉流行ってるし、それじゃない?」
え。
めっちゃ軽い感じで言うやん…(笑)
でもその言葉で私の心がふっと軽くなったんです。
「あ、なるほど。流行ってんのか〜」
「そりゃ仕方ないか!」って…その言葉を聞いて私の視点が変わった。
それから私は、言葉のかけ方を見直そうと思えるようになりました。
支えて、支えられて
きっと、次男のことでは長女にもたくさん我慢をさせてしまっていると思います。
でも今ではみんなで支え合っている、そう思えるんです。
「普通」って、誰が決めるんだろう。
自分の中の“当たり前”を誰かに押しつけたら、
それは“正しさ”じゃなくて“暴力”になるかもしれない。
私も長女も、まだまだ学びの途中だけど、
一緒に前に進めていることが本当にうれしい。
母と娘の関係を通り越してもはや「マブ」です。。
親友のような親子です♡♡
アゲぇぇ~↑↑笑笑
おわりに
ギャルで、強気で、でも本当はとっても優しい。
そんなお姉ちゃんがいて、次男は幸せだよ。
そして、私も。
母、まだまだですが、娘に育てられています😌🌱