子育て

軽度発達障害次男の逃走劇~優しさとカートを置き去りにして~

もえこ

うちの次男(3歳)は、去年の12月に軽度発達障害と診断されました。 

なんで泣いているのか。 

なんでパニックになってしまうのか。 

言葉の遅れもあって、次男の気持ちが分からず苦しかった日々。 

けれど最近、少しずつ言葉が出てくるようになってきて、 

文脈はグチャグチャでも、接続詞が時に謎でも(笑)、 

気持ちがちょっと見えるようになりました。 

そんなある日の“牛乳買い”事件簿 

本日、発熱明けで保育園をお休み中の次女と、元気いっぱいの次男と、。 

この“小さいものクラブ”を引き連れ、近所のスーパーへ。 

目的はただ一つ――牛乳だけ買う! 

夕方のスーパーは混雑気味、人も多くて落ち着かない。 

私は「今日はサッと行ってサッと帰る!」と決めていたはずなのに…。 

陳列棚にあった“気になる商品”にちょっと手を伸ばした、その一瞬。 

……次男、逃走。 

まさに、スルッと…! 

次女
次女

おにいちゃん行っちゃったよー!

という次女の声にハッとし、 

カートをその場に置き去り、次女を抱きかかえ、私は全速力で追いかけました。  

すばしっこい3歳次男の行方 

曲がり角を曲がって、やっと追いついた!と思ったその瞬間。 

……いない。 

背中にイヤな汗が流れ、大声で次男の名前を呼びながら周囲を見渡すと、 

柱の陰にいた次男、何をしていたかというと―― 

赤ちゃんの顔をのぞきこんでニコニコしていたのです。 

思わず「すみません!!!」と赤ちゃんのママに全力謝罪。 

ですがそのママさん、優しい笑顔で 

「いいんですよ、よしよししてくれてたんです😊」 

と。 

……え? よしよししてた? 

うちの暴走次男が?? 

驚いて次男を連れ戻すと、 

彼は赤ちゃんのほうを見ながら照れたようにニコニコして、 

小さな声でこう言いました。 

次男
次男

ふふ…かわいいっ///

 

半年前の次男からは想像できなかった姿 

お友達にも周囲の人にも、まったく興味を示さなかった半年前。 

その次男が今、赤ちゃんに優しく“よしよし”してるなんて…。 

妹にはすぐ手が出るのに。 

でも、きっとあれは「赤ちゃんだから」こその特別な感情なんでしょうね。 

ちなみに、赤ちゃんの動画も好きで見せるとニヤニヤしながら見ています。 

……が、ここでひとつ言わせてください。 

うちはこれ以上、赤ちゃんは増えません!!!笑 

そして誰も思い出さない“置き去りのカート” 

赤ちゃんとの可愛いひとときにホッコリして帰宅した私たち。 

……のはずが。 

皆さんお気づきでしょうか…。 

家に帰って、ふと思い出したんです。 

あれ?カート……? 

あの時、逃走劇の始まりとともに置き去りにしたあのカート……。 

はい、当然のようにそのままでした🤣 

あれ?私なんでこの子たちと外に出たんだっけ?

と独り言のように言ってなんかすごく笑いました🤣笑 

結果、牛乳は買えず、 

夜になってから旦那にスーパーへ行ってもらいました(笑) 

ほんとすみません、スーパーの皆様…🙇‍♀️ 

反省と、気づいたこと 

今日の出来事を振り返って思いました。 

私は、次男が“発達障害”と診断されたことで、 

「ちゃんとしなきゃ」「私が支えなきゃ」って、 

気づかないうちに次男のことを色眼鏡で見ていたのかもしれません。 

でも今日の次男は、 

赤ちゃんに優しい表情を向けていて、 

それは「障害がある子」とかじゃなく、ただの“優しいお兄ちゃん”の顔でした。 

妹には当たりが強いけど(笑) 

私も子どもの頃、年の離れた弟に 

咲ききった菜の花を無理やり食べさせたりしてたなぁ…

なんて思い出して、ちょっと笑っちゃいました。 

おわりに 

逃走はやめて欲しい。 

できれば二度と走らないで欲しい。笑 

でも、あの瞬間に見せてくれた優しさは、 

私の心にじんわりと残っています。 

これからも、発達障害だからと意識しすぎず、 

“一人の人間として、ひとりのお兄ちゃんとして” 

次男の成長を見守っていきたいなと思った1日でした🌱 

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毎日家事育児にに奮闘するママ
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