【育児記録】自閉スペクトラム症×ADHDの次男、0歳の頃のお話

我が家の次男(現在3歳)は、3695gという立派な体重で産まれてきました。上の子たちよりもズバ抜けて大きくて、妊娠期間も一番長くお腹にいた子です。
そんな次男は、新生児の頃から本当に手がかからない赤ちゃんでした。
夜泣きはほとんどせず、ミルクの飲みもよくて、あまり泣かない。「なんて育てやすい子なんだろう☺️」と思っていたほどです。
成長はゆっくり、でも確実に
首が座ったのは生後4ヶ月頃、腰が座ったのは7ヶ月。1歳でやっと立てるようになって、1歳半ごろにはよちよち歩きを始めました。
言葉はというと、3歳になるまでのほとんどが喃語。たまに2~3文字の単語を話す程度でした。今も言葉の発達は少しゆっくりで、接続詞がなかったり、何を言っているのか分からなかったりすることがあります。
でも、当時の私は「男の子ってこんなもんかな?」くらいにしか思っていませんでした。長男には身体的な障害があることもあり、発達のペースは本当に子どもそれぞれなんだと、どこかで納得していたのかもしれません。
2歳が近づいて、感じ始めた違和感
2歳が近づいた頃から、少しずつ「ん?」と感じることが増えてきました。
- 呼びかけても反応がない
- 同じ場所でクルクル回る
- 手を叩き続ける
- お皿の置き場所が決まっていて、変えると泣く
- 偏食がひどく、決まったものしか食べない
- コミュニケーションがうまく取れない
「この子、他の子とちょっと違うかも」と思い始めた私は、毎晩スマホで検索するようになっていました。検索履歴は、次男に関する悩みごとでいっぱい。
保育園で気づかされた「発達障害」という言葉
保育園に入園してから、先生から「集団生活が難しい」「多動で目が離せない」と言われるようになりました。その頃から、私は“発達障害”という言葉を意識するようになりました。
保育参観の日のことは、今も胸が痛みます。
給食の時間、みんなの前に配膳されているのに、次男の前にはギリギリまでお皿が出されない。「なんで?」とキョロキョロしている次男の姿が忘れられません。
きっと、“いただきます”が待てずに食べてしまうから。先生たちも工夫してくれているとわかってはいるけれど、母としてはやっぱり胸が苦しくなりました。
ほかの部屋で一人で本を読んでいる姿、みんながいる部屋をそっと覗いている姿を見たときは、本当に胸が張り裂けそうでした。大規模な保育園だったことも、彼には少し負担が大きかったのかもしれません。
環境が変わって、ようやく笑顔が戻った
そんな中、現在の幼稚園に転園しました。週2で通い、他の日は療育に通うスタイル。
これが次男にとって、本当に合っていたようで、今は毎日ニコニコで登園しています。自分のペースで、安心できる環境で過ごせていることが、親として何より嬉しいです。
最後に
マイペースで、ゆっくり成長していく次男。これからも彼のペースに寄り添って、共に歩んでいこうと思います。
私たちの毎日は決して順風満帆じゃないけれど、次男が「今日も楽しかった」って思える日々を重ねていけたら、それだけで十分。
これからも、どうぞよろしくね。お母さんは、あなたの一番の味方でい続けるからね。